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marieのアコーディオン奮闘記

アコーディオンを中心に好きな事をいろいろ。marieの日々の記録です。

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アコる・デ・ノンノン パラシュートリサイタル
3/17 アコる・デ・ノンノン パラシュートリサイタルに行って来た。
今迄に行ったどのアコーディオンライブとも全く違う、エンターテイメント性の高い非常に魅力的なライブだった。

川崎のクラブチッタというライブハウスで行われたのだが、行ってみると、客席はギッシリ埋まっていて2階席まで客がはいっている状態(450人!)。

しかも、その客というのが、とくにアコーディオン好きとか音楽好きというわけでもなさそうな老若男女(アコーディオンのライブってアコーディオン弾きとか音楽好きそうなお客が多いですよね)、いわゆる「一般大衆」なのだ。場内は食べ物持ち込みOKということで、わたしの隣の女性3人連れは、同級生の誰々が結婚したとか子供の離乳食がどうだとか、ノンノンとはまったく関係のない話を京樽のテイクアウト太巻きをぱくつきながら開演を待っている。こんなに気取りのない客層はめったにあるものではない。

そして、そんな(たぶんアコーディオンにはさほど興味のない)彼女らを、2時間飽きさせずに惹き付ける魅力をノンノンは持っている。

お手製のカラフルな衣裳が(何度も衣裳替えがある。しかも舞台上で生着替え)とても似合っていて可愛いアイドル的なルックスで、「次の曲は手拍子はしないでください。私にプレッシャーを与えますから」というようなおもしろトークで笑いをとり、客席からの声にも臨機応変に対応し、ひとたび演奏になれば、これ以上ないくらいの最高の笑顔でとても楽しそうに弾く。弾きながらタンゴ風のステップをふんだり、タップをうちならしたりもする。
かわいらしくきゃしゃな女の子のように見えるが、たくましい芸人根性のようなものを感じさせる。たとえば舞台上で何かハプニング(停電とかスクリーンがおちてくるとか)があったとしても、きっと「動揺しました」と言うもののほとんど動じずにエンターテイナーとして魅せてくれそうだ。
「さて次は何をしてくれるのだろう」とお客をわくわくさせつづける、強いサービス精神がノンノンの醍醐味のひとつだと思う。

彼女のべローづかいはお客とのキャッチボールだ。
特に感じるのは、曲の途中で新しいフレーズにはいるところのべローづかい。彼女がつねに笑顔でお客の顔を見ながら演奏するというのは前述したが、ひとつのフレーズが終わって、次にはいるとき、ふうっと一呼吸おいて客をみつめ、「さあ、もっと私を見て」という感じで誘いこむ。
彼女はばっちりメイクアップしていてもあまりオンナを感じさせず、少女的な感じがするのだが、誘いこむその一瞬は、蛇腹の風にエロスを感じさせる。その一瞬がとてもここちよい。

写真撮影可とのアナウンスが流れたが、そうと知らずカメラをもっていかなかったので一枚も写真は撮れなかったのが残念でしかたない。
アコーディオン界の大物のあの人のゲスト演奏まであったというのに!
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コメント

1. 無題

面白かったですね。彼女には不思議な魔力があります。

>蛇腹の風にエロスを感じさせる。

蛇腹の風にエロスって言葉、萌え〜でした(笑)。上手い表現ですね。
でも、彼女はギリシャ神話のエロスではなく、ケンタウロスということに気づいて、その言葉の奥深さがツボにはまりました^^;

2. 無題

 生まれ育った川崎と川崎市民の方々に恩返しをしたい、という気持ちが伝わってくるリサイタルでした。2時間ほとんど出ずっぱり、しかも自分のアコーディオンだけでお客さんを飽きさせず最後まで楽しませる地力の凄さは終わってからぐぐぐっと実感できました。
 会場限定のCDも買いましたよ。

3. 無題

おはようございます。私も、厚化粧ヴァージョンと薄化粧ヴァージョンの違い、興味津々です。

4. 無題

私も、厚化粧と薄化粧の違い知りたい。興味津々です。

5. 無題

★ナヴィガトーレさんへ
そうそう不思議な魔力、ありますねぇ!それを言葉で伝えるのは難しいですね。
でも「エロス」と書いている際にはケンタウロスのことは頭にありませんでした^^;

★ふつぞうさんへ
川崎ネタ、わたしは川崎について詳しくないのですが、そんな私も大爆笑の映像でした。
それにしても会場限定のCDなんてあったんですか〜!?
全然気づきませんでした。アンケートの「DVDになったら買いますか」はYESに丸をつけたんですが。会場限定のCDにはどんな曲が入っているんですか?

★parmerhuseさんへ
キャラや演奏は、厚化粧部門も薄化粧部門も基本的には変わらない印象を受けました。でも、衣装のヴァリエーションが素晴らしく可愛らしく、まっすぐのびた脚線美も含め、とても目の保養になりました。

6. 無題

 CDは当日限定の「想い出のアルバム」というタイトルで、「帰ってきたツバメ」「エル・チョクロ」「天使の飛行」「チロルの祭り」と、ライブ録音でパリの空の下などが入っていました。全6曲入り1000円。2〜30枚ぐらいしかなかったので終了直後にすぐ売り切れたようです。

7. 無題

>ふつぞうさん
いまごろ遅レスですみません。なるほど、リサイタルでの主な曲目が入っているCDだったんですね。ああ、売っていることに気付いたら買ったのになあ。
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