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marieのアコーディオン奮闘記

アコーディオンを中心に好きな事をいろいろ。marieの日々の記録です。

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「アコーディオンですね!」
アコーディオンレッスンの後、友達と会う約束があり西武池袋線の桜台へ。そこでこんなことがあった。
下車し、ホームから改札へと下るエスカレーターにひょいと乗った。
エスカレーターでの私は割とせっかち。エスカレーターがゆるゆる動くのに身をまかせていられず、身をまかせている人々の右脇をどんどん歩いて下っていった。

そして、エスカレーター中程で、マホガニー色の大きなハードケースを持った女性の脇を通り過ぎようとした時、ふと「アコーディオンのケースじゃないだろうか?」と思った。
それは私がよく知っている四角くくて黒いハードケースとは違って、丸みを帯びた大きめの旅行トランクのようなケースだったが、なぜかそれはアコーディオンだと感じたのだ。
通りすぎるそのとき、ちらりとみたら、VICTRIAというロゴが目に飛込んできた。

ビクトリアのアコーディオンだ!

その女性をすでに通り過ぎていた私は、くるりと振り向き、思わず一言声をかけた。
「アコーディオンですね!」

声をかけられた女性は、突然見ず知らずの人から声をかけられ、驚いたようだったが「はい」と笑顔で答えてくれた。
その笑顔に、私も笑顔。

思わず声をかけてしまっただけに、ちょっぴり舞い上がり、次の言葉はどうしよう、私もアコーディオンやってますとか、いつもハードケースで運んでいるんですか重いでしょう?ときいてみようかとか、短い間に言葉がぐるぐるまわったが、すぐにエスカレーターは終わり、改札へ向かう人の流れに押されて、あっけなく改札へ。

結局、この出会いは、最初の一言のみで終わった。
「アコーディオンですね!」
「はい」
これだけ。

きっとあの女性も不思議に思ったと思う。たった一言だけのやりとり。突然嬉しそうに話しかけたくせにそれに続くやりとりは無し。

おかしな行動だったかもしれないけど、街なかで、偶然、(知り合い以外の)アコーディオン弾きに出会うのは初めての経験で、とても嬉しかったのだ。
私は普段、積極的に人に話しかけていくほうではないけれど、アコーディオンに関しては違う。アコーディオンを持っている人というだけで、年齢も性別もアコ歴も音楽性も乗り越えて「仲間!」という感じがして出会っただけでうきうきするし、積極的にコミュニケーションできる気がする。
突然アコーディオン弾きに遭遇した時のために3つくらい質問を用意しておこうか。
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コメント

1. 無題

mariさんのその気持ちよ〜くわかります。僕も常々アコ弾き同士はちょうど隠れキリシタン同士がであったようなものだと感じています。多くを語らなくてもお互いアコ弾き同士だとわかるとものすごく近しい間柄のように感じる。アコを弾くということにたいする世間の不理解、奇異の目でみられることにたいするどこと無くただようマイナーな気分、で、このアコを弾くことの喜びをわかってもらえないじれったさ、こんなことを言葉にしなくても共通の経験や感情をもっている場合が多いアコ弾き同士は多くの言葉を必要とはしないでお互いをかなりのレベルで理解しあえることができる、少なくとも、アコに関する限りは。と、かんがえます。でも、その方とどうせならやはり言葉を交わして、アコの楽しさをお互い確認しあえたらよかったですね。

2. 無題

そうですねえ、老若男女、誰もが知っているアコーディオンなのに、実際にアコを練習しているとかアコに夢中とか友達に言うと、「なんでまたアコーディオン!?変わってるねー」と言われます。なぜなんでしょうかね。
決して迫害されているわけではないけれど、アコ好きな人に出会うと確かに「隠れキリシタン同志」みたいな気持ちになりますね。

さて、桜台で出会ったアコ弾きさんの話、実は後日談があるのです〜。
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