"その他"カテゴリーの記事一覧
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いつだったか、公園で一生懸命アコーディオンを練習していて一休憩した時、隣のベンチに座った初老の男性に声をかけられました。
「(あなたの後ろに咲いている)花がきれいですね」
そう言われて振り向くと、花壇に真っ赤な花が見事に咲きほこっていました。男性はカメラを趣味にされている方らしく、美しい花だけでなく様々な風景にカメラを向けていました。
私は非常に恥じました。
いくら「気兼ねなく練習できる貴重な場所と時間」であっても、美しいものに背を向けて全く気づかずに一心不乱に練習してしまうのは恥ずかしいことです。
アコーディオンはもちろん最優先の大切なものですが、それだけになってしまってはいけない。
早川義夫さんの歌は心にしみます。
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歌を歌うのが
歌だとは限らない
感動する心が
音楽なんだ
(早川義夫『音楽』より)
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早川さんといえば「サルビアの花」のヒットなど、伝説のロックバンドJACKSで有名な方ですが、今の早川さんの音楽はそれ以上に素晴らしいと思います。
早川さんを教えてくれたのは、高校時代からの大事な友人(20代の頃に愛した音楽は全て彼から教わった)で、何回かライブに一緒に行きました。
南青山MANDALAのライブで、ふと横を見ると、いつもクールでポーカーフェースな友人の頬を涙が流れていました。衝撃的でした。早川さんが「父さんへの手紙」を歌い終わったあたりでした。
私も「父さんへの手紙」は大好きな曲だし素晴らしい演奏でじんとしていたけれど、私は泣けなかったのです。とても心に響いていたけれど、いま声をあげずに目をうるませているこの尊敬すべき友人ほどには、私には感動する心が育っていないのだと思ったのでした。感動する心が足りないのだとかなしく思ったのでした。早川さんの話を一緒にできるのは、今はもう連絡がとれないこの友人だけなので、私は今ひとりで聴くのみですが、また彼と一緒に早川さんの歌をききたいものです。PR -
〜おしらせ〜
seesaaブログにはコメントのcookie機能(一度コメントするとその際の情報を記憶させることができる機能)がないのが不満でしたが、このたびJava scriptを用いたカスタマイズ方法を公開しているブログを発見しましたので、それを参照してカスタマイズしてみました。
コメントしていただくと、次回からは、名前やメールアドレス、URLなどをその都度入力する必要がなくなります〜。(Java scriptをオフにしている場合を除く)
(ほかのブログではcookie機能は標準搭載ですが)
これであとコメントの編集もできるようになれば言うことなしなのですが…。
そういった機能面からいうと、現時点の無料レンタルブログサービスの中ではFC2が一番多機能のような気がしますねぇ。 -
原作を読んだ事もないし、映画もまだ見ていないし(7月29日ロードショー)、ジブリファンというわけでもないのだけれど、予告CMなどで耳にして、音楽がとても気になっていた。
スタジオジブリの最新作「ゲド戦記」挿入歌、「テルーの歌」。
ジブリの音楽=久石譲というイメージがあるけれど、この曲はちょっと雰囲気が違うなと思って検索してみたら、作曲は谷山浩子! それを知ったら映画まで待てず、アルバムを買ってしまった。
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『ゲド戦記歌集』
1. 数え唄
2. 竜
3. 黄昏
4. 別の人
5. 旅人
6. ナナカマド
7. 空の終点
8. 春の夜に
9. テルーの唄
10. 時の歌
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言葉を大事にしたシンプルなメロディを手嶌葵が飾らずに素朴に歌っている。それを必要最低限のアコースティックな伴奏で聴かせているのがまた良い。
「明るい曲」ではないが暗い曲ではなく、不思議なあたたかさがある。
新曲なのに、懐かしさを感じる。日本のメロディを感じる。
日本人は感覚的に西洋のリズムをつかみにくいかもしれないが、そのかわり、日本人にはこんなやさしい美しいメロディがある!
歌詞は、萩原朔太郎の「こころ」に着想を得て生まれたらしい。
これも公式サイトに載っていたのだけれど、この、もとになった「こころ」という詩がまた美しくせつない詩。
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「こころ」
(萩原朔太郎)
こころをばなににたとへん
こころはあぢさゐの花
ももいろに咲く日はあれど
うすむらさきの思ひ出ばかりはせんなくて。
こころはまた夕闇の園生のふきあげ
音なき音のあゆむひびきに
こころはひとつによりて悲しめども
かなしめどもあるかひなしや
ああこのこころをばなににたとへん。
こころは二人の旅びと
されど道づれのたえて物言ふことなければ
わがこころはいつもかくさびしきなり。
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★「テルーの歌」はゲド戦記公式サイトトップページ(FLASH)で聴くことができます。歌詞も掲載されています。 -
パリの屋根の下DVD
なんと500円!
「パリの屋根の下」は曲は知っていたものの映画は初めて見た。
サイレントの長所をうまく取り入れてあって、見るものの「想像力」をかきたてるつくり。
「パリの屋根の下」のメロディを登場人物達がこれでもかというくらい口々にリフレインすることもあって、映画を見終わった後もしばらくこのメロディが頭から離れない。
ただ、どうも私にはポーラが「かわいらしさを武器にして男を渡り歩くしたたかな女」に思えてしまって…アルベールの失恋にあまり同情できなかった。 -
今月の日経新聞「私の履歴書」が面白い。最近、私の朝一番の楽しみになっている。
「私の履歴書」は、現在名を成している各界の有名人・著名人が生い立ちから現在までを振り返る自伝コラムシリーズで、今月は作曲家・遠藤実氏が書いている。演歌に詳しくない私ははじめ「ふーん」という感じだった。しかし連載が始まると、これが面白いのなんのって!
このコーナー、幼少期は貧乏で苦労をなめてようやく成功をつかんだという話が多いが、遠藤実氏の描く貧しさは、その比ではない。私が最近読んだ中でもピカイチの並外れた赤貧ぶり。
たとえば、最近はこんな感じ。
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歌手を夢見て上京してきたものの貧乏生活がつづき、ようやく流しの仕事を得る。
一緒に組んでいた流しのアコーディオン弾きと仲良くなり、部屋に住まわせてもらう。
(6月13日掲載=流しのアコーディオン弾きとの写真)
流しでお客さんには喜んでもらえても、レコード会社のオーディションでは「身なりが汚い(貧しい)」というような理由でおとされつづけ…、ようやくツテで紹介してもらえる話がきたと思ったら、今度は大切なギターがなくなっている。
ギターは、家賃を滞納していたために、腹にすえかねた家主が質に持って行ってしまっていた!
しかし、ギターがどうしても必要なのに、質草を出すお金はない。
困ったあげく、土手でギターをつまびく青年を見つけ、全く見知らぬ人なのに、思わず「ギターをかしてください」と必死に頼み込む…。
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読んでいると、それにくらべ、自分はなんて恵まれているんだろうと思うし、自分にはなんて“情熱”や“努力”が足りないんだろうと思う。
「ウン十万の楽器が欲しいけどお金がな〜い。ビンボー。お金持ちはいいよなあ〜」とか、軽々しく不平不満を抱いてちゃだめだ。 -
NHKラジオのフランス語講座を聴いている。
本当に聴いているだけ。
そのオープニングのテーマ曲が、アンニュイででも重くなくて、かわいらしさもあって切ない、耳に残るメロディで、4月から妙に気になっていた。
アコーディオンでもミュゼットでもないのだけれど、気になっていた。
NHKへの問い合わせが多かったのだろうか、6月号のテキストの「ひろば」欄に、曲名、アーティスト名、レーベルが書いてあった。
シンガーはOrlane Paquinで、この曲のタイトルは「Le Train de 10h03」。
インターネットは便利だ。アーティスト名とタイトル、それさえわかればすぐにみつかる。
この曲は1969年発売の同名シングルに収録されているらしい。
しかしこのシングルはもう廃盤のようなので、入手可能なオムニバスアルバム、『Dou Da Dou』というフレンチポップCDを購入した。
※それはこんな曲(試聴)です。
日本語対訳歌詞カードはもちろんのこと、フランス語の歌詞カードのようなものも入っていない。
これってどんな歌なのだろう?
「Le Train de 10h03」って、10:03発の列車ということだろうか? -
今までに行ったマッサージ店の中でベスト。
なんていったって、ここはもみかえしがゼロ!
ここは、あたたかいウオーターマットの上に寝るので、マッサージの前からぽかぽかしていい気持ち。 しかも、マッサージをしてもらうときは普通うつぶせが多いけれど、ここは最初から最後まであおむけ。
ここ数日わたしの頭のまわりをどよーんと重くしていた頭痛が、30分のマッサージですうっと消えた。
原宿近辺で疲れた時には、是非行ってみてください。おすすめです。
http://www.aquadrop.net/ -
こんな記事を見つけました。
やっぱり勤務中にブログ更新とか巡回してコメントとかするのはまずいですよねぇ、給料もらっているわけですからねぇ、まずいですよねぇ。
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<愛媛県>勤務中にブログ書き込み、職員を懲戒処分
愛媛県は5日、勤務時間中に職場の公用パソコンを使い自分のブログ(日記風ホームページ)に書き込みなどをしていた県西条地方局勤務の40歳代の男性係長級職員を、職務専念義務違反で戒告の懲戒処分=5月29日付=にしたと発表した。
県人事課によると、職員は昨年11月16日〜今年4月11日、趣味で開いているアウトドア情報交換などのブログを61回更新したほか、コメント作成やリンク先への書き込みを重ねていた。県はこれらに費やした約28時間を欠勤扱いにし、給与や勤勉手当約7万5000円を返還させる。県は公用パソコンの私的利用を内規で禁止している。同課によると、都道府県職員が勤務時間中のブログ書き込みで懲戒処分を受けたのは初めて。【古谷秀綱、津久井達】(毎日新聞)
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…言葉の一つ一つが背中に突き刺さるようです。
職場で席替えがあり、背後に上司が座るようになり、私のブログ生活も命がけです。あ、嘘です嘘です。私は職場で私用ネットなんて一切〜(略) -
われながら気分屋だなあと思う。
いつだったか「毎日何か書く」とか目標にしたこともあったけれど、やはりだめだ、私には「毎日」ということができない。
学生のときはどうして毎日日記を書いたり、毎日NHKのラジオ講座を規則的に聴いたりできていたのだろう? 不思議でならない。学生時分の私と社会人になってからの私は別人格なのか?
何があったというわけでもないが、ここ2週間くらい、言語脳のストライキにあっていた。会社のビジネスメールはちゃちゃちゃと打てても、個人的な文章とかメールとなると全然言葉が出てこない。書くネタに困っていたわけではないのに日記とかブログとか、メールへの返事とか、全て滞りまくり。
で、何があったというわけでもないが、言語脳のストライキが終わったようなので、またぼちぼち再開。
読んでくださっている皆様、更新にムラがありすぎでごめんなさい。 -
「チェブラーシカ」のDVDを借りて来て見た。
数年前から気になってはいたものの、「かわいいけど子供向け作品なんでしょ」と思って、一度も見た事はなかったが、子供用などと思わずにもっと早く見てみれば良かった。
「チェブラーシカ」は1969年製作のロシアの人形アニメーション。子グマにも子ざるにもみえる謎のいきものチェブラーシカと親友のわにのゲーナ(アコーディオン弾き!)が、友達作りの家や広場を作ったり、旅をしたりするお話。一見、NHK教育あたりでやっている人形劇風だけれど、独特の空気があってひきこまれる。子供向けのものなんだろうけど、おとなが見ても楽しめる、いやむしろおとなが見たほうが楽しめるかもしれない。性善説というか、キャラクターがみんな心やさしい。
(メインキャラにシャパクリャクという意地悪やいたずらばかりするおばあさんがいてゲーナに結構ひどいことをするのだけれど、ゲーナはそれを怒ったり仕返ししたりしない。おばあさんが根っからの悪人で意地悪をしているのでなく、人恋しくてさみしくてかまってほしくていたずらしてしまう人だからなのかもしれない。おばあさんは悪いことをしてもこらしめられたりしなけれど、最終的には自発的に反省して改心したり謝ったりする)
ああ、人っていいなと思うので、心がすさんでいるときに見るとおすすめ。
「チェブラーシカ」というタイトルだけれど、活躍度からいえば、わにのゲ−ナがダントツだ。心やさしく正義感があり、歌ごころのあるアコーディオン弾き。うれしいとき、さみしいとき、かなしいとき、ゲーナはアコーディオンを弾いて歌う。うんうん、アコーディオンってこういう楽器だよねと思う。
ゲーナの弾き語る歌でもあり、全編のBGMとして幾度もかかる曲でもある「わにのゲーナの曲」「空色の客車」の、やさしく、どこか哀しい美しいメロディがとても印象的。